![]() ■□ 昨夜から雪だった。 朝、年に一度くらいしか履くことのないソレルのブーツを 下駄箱から取り出し、雪の上に足跡を刻んでみた。 ミシッという音とともに。 6時半過ぎに職場に向け歩き始めた。 雪は静かに降り続いていた。 ヘッドライトを点け、ゆっくりとした速度でおそるおそる走る車の音をも 包み込み、呑み込んでしまうようだった。 足元のミシッ、ミシッと雪を踏みしめる音のみがリズムを刻んでいった。 この雪が降り続く時の、雪の静けさがわたしは好きだ。 わたしにとって、唯一つ雪が好ましく思える点なのだ。 雪景色を眺めながらその静けさの中を歩く時のBGMを選択した。 迷わずWilliam Fitzsimmonsにした。 Bruce Cockburnもいいけど、降りしきる雪の中をストイックに歩くなら、 やはりFitzsimmonsだ。 2時間近くかけ、遅れることなく職場に到着した。 ちょっとした達成感を味わった雪の朝だった。 ![]()
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